B バイナンス · 世界最大級の暗号資産取引所バイナンス 登録 → AD OKX OKX · 世界の大手暗号資産取引所OKX 登録 → AD
na.to.
📚 キーワード一覧 › 🪙 暗号資産を、仕組みから見る › 暗号資産の市場の幅の読み方:上昇銘柄の数と移動平均より上の比率で広い動きと狭い動きを見分ける
KO EN JA
🌡️

暗号資産の市場の幅の読み方:上昇銘柄の数と移動平均より上の比率で広い動きと狭い動きを見分ける

ビットコイン一つではなく市場全体が一緒に動いているかを、上昇・下落銘柄の数、移動平均より上の比率、高値・安値圏の銘柄数で見る方法をまとめました。

📚 暗号資産を、仕組みから見る · 31/32· ⏱ 読了目安 4分 ·情報更新 2026-10-04

📋 基本情報

定義
同じ方向に動いている銘柄がどれだけ多いかを測る考え方
代表的な数字
上昇・下落銘柄の数、移動平均より上の比率、高値・安値圏の銘柄数、RSI の分布
読み方
代表銘柄がどれだけ動いたかより、動きがどれだけ均等に広がったかを先に見る
注意
対象や足の長さを変えると数字が変わり、過去の記録と比べられなくなる
お断り
いまの市場の形を描写するだけで、次の動きは教えてくれない

市場の幅とは何か

市場の幅とは、市場にある多くの銘柄のうち、どれだけの銘柄が同じ方向に動いているかを測る考え方です。指数や代表的なコイン一つの価格は「どれだけ動いたか」を教えてくれますが、「いくつが一緒に動いたか」は教えてくれません。同じ3%の上昇でも、ほとんどの銘柄がそろって上がった日と、大きな銘柄いくつかだけが上がり残りは横ばいか下がった日とでは性格が違います。株式市場では昔から、上昇銘柄と下落銘柄の数、移動平均より上にある銘柄の比率、高値や安値を更新した銘柄の数といった数字でこの違いを見てきました。暗号資産市場にも同じ考え方をそのまま当てはめられます。取引所に上場している数百のコインを一度に数えると、チャート一枚では見えなかった市場の内情が数字で表れます。この記事では、それらの数字が何を測り、どう読むのか、そしてどこで誤解が生まれるのかを整理します。

ビットコインだけを見ると見落とすもの

暗号資産市場の雰囲気を語るとき、たいていはビットコインのチャートから見ます。時価総額が最も大きく、ほかのコインがつられて動くことが多いので自然な習慣です。しかし、ビットコインが上がった日にアルトコインの大半が下がることもあれば、逆にビットコインは横ばいなのに多くのコインが広く上がる日もあります。ビットコインのドミナンスが高まる時期には、こうした食い違いがより頻繁に見られます。また、売買代金で加重して計算する指数や平均は、規模の大きい少数のコインの動きに強く引っ張られるため、数字一つだけを見ると市場が強いと感じても、実際には少数だけが強い状態ということがあります。市場の幅は、こうした錯覚を減らすための補助的な見方です。ビットコインのチャートと一緒に「この動きにいくつが加わっているか」を見ると、いまの上昇や下落が市場全体のことなのか一部のことなのかを見分けやすくなります。ただし、広いからといってその動きが続くわけではない点は、後で改めて扱います。

幅を測る代表的な数字

市場の幅を測る方法はいろいろありますが、よく使う数字は次のようにいくつかに分かれます。大事なのは、数字ごとに見ている時間の長さが違うという点です。24時間の騰落は一日の中の短い流れを、長い移動平均より上の比率は数か月にわたる流れを反映します。一つだけを見るのではなく、短い数字と長い数字を並べてこそ、いまの状態を立体的に見られます。どの数字でも、計算に入ったコインがいくつか、どの足の長さを使ったかを一緒に書き留めておくと、後で見返すときに同じ条件で比べられます。また、同じ名前の数字でも、道具によって「近く」や「横ばい」を決める基準が違うので、その基準が何かを先に確かめます。

  • 上昇・下落銘柄の数:一定期間に上がったコインと下がったコインの数、そしてそのうち上がった側の比率
  • 移動平均より上の比率:20・50・200 のように長さの違う移動平均より上にあるコインの比率。短いほど速く、長いほどゆっくり変わる
  • 高値・安値圏の銘柄数:最近の高値の近くにあるコインと、最近の安値の近くにあるコインの数
  • RSI の分布:コインごとに計算した RSI を区間ごとに数え、市場全体がどちらに偏っているかを見る
  • ビットコイン対中央値の銘柄:ビットコインの騰落と、コインを騰落順に並べたときの真ん中の値を並べて見る

読み方:広い動きと狭い動き

数字を読むときは、方向より先に「どれだけ均等に広がったか」を見ます。代表的なコインや売買代金加重平均が大きく動いたのに上昇比率が半分前後にとどまるなら、その動きは少数に集中した狭い動きです。逆にほとんどのコインが同じ方向に動いたなら広い動きです。以下はよく使われる読み方です。どの場合も、いまの状態を描写する言葉にすぎず、次の動きを知らせるシグナルではありません。状態に名前を付けたなら、その名前がどの数字から来たのかも一緒に記録しておくと、数日後に同じ名前が別の理由で付いたときに見分けられます。特に狭い上昇は代表的なコインのチャートだけでは見落としやすい状態なので、チャートを見るときに上昇比率もときどき添えて見る習慣が役に立ちます。

  • 広い上昇:上昇比率が高く、中央値の銘柄も上がった。移動平均より上の比率も一緒に増える
  • 狭い上昇:売買代金加重平均や代表的なコインは上がったが、上がったコインは半分に届かない
  • 広い下落:ほとんどのコインが下がり、安値圏にあるコインの数が増える
  • まちまち:上がったコインと下がったコインの数が近く、代表的なコインの動きも小さい
  • 食い違い:代表的なコインは高値の近くなのに、高値圏にあるコインの数はむしろ減っている

短い数字と長い数字が食い違うとき

24時間の上昇比率と200移動平均より上の比率が違うことを言う場面はよくあります。長い下落のあと初めて反発する日には、一日の上昇比率がとても高く出ますが、ほとんどのコインはまだ長い移動平均の下にあります。このとき一日の数字だけを見ると、市場が完全に反転したように感じやすくなります。逆に長い上昇が続いている間は、一日くらい上昇比率が低く出ても、長い移動平均より上の比率はほとんど変わりません。ですから二つの数字を混ぜて一つの結論を出すより、短い数字は今日の雰囲気、長い数字は底にある流れとして別々に読むほうがよいでしょう。同じ理由で、足の長さを変えると同じ移動平均の長さでも意味が変わります。1時間足の20移動平均は一日余り、日足の20移動平均は一か月近くの流れです。比べるときは足の長さと移動平均の長さを一緒に記録しておかないと、過去の記録と混同してしまいます。

対象の選び方が数字を変える

市場の幅は「何を市場とみなすか」を決めた瞬間に、すでに数字が変わります。取引所にあるすべての市場をそのまま数えると、価格がほとんど動かないステーブルコイン、同じコインを包んだ複製、レバレッジトークンのようなものが混ざって比率をぼやけさせます。そのため普通はこれらを除いて数えます。売買代金の上位いくつかだけを見るか、全体を見るかでも結果は違います。対象を広げると取引の少ないコインが多く入り、小さな注文でも騰落が大きく変わって数字がより揺れます。絞ると安定しますが、大きなコイン中心の見方になります。上昇比率のような数字は大きなコインも小さなコインも同じ一票として数えるので、売買代金加重平均と並べると、少数の大きなコインが引っ張っているのかを見分けられます。どの設定が正しいというより、一度決めた設定を守り続けてこそ過去の記録と比べられるという点が大切です。

よくある思い込み

市場の幅は直感的な数字なので、かえって読み込みすぎてしまいがちです。以下は数字を読むときによく起きる誤解です。特に「高ければ過熱、低ければ底」のように数字一つに行動を結びつける習慣には気をつけましょう。強いトレンドでは多くのコインが長い間高い側にとどまることがあり、弱い市場では低い側に長くとどまることがあります。数字が極端にあるというのは、いまの市場が一方に大きく傾いているという意味であって、すぐに反対に動くという意味ではありません。むしろそういうときこそ、どのコインがその数字を作っているのか一覧を開いて自分で確かめるほうがよいでしょう。

  • 広い上昇なら、この先も上がり続けると考える
  • 上昇比率がとても高いか低ければ、まもなく方向が変わると決めつける
  • 足の長さや対象の数を変えたのに、過去の数字とそのまま比べる
  • 取引の少ないコインが多く混ざった数字を、市場全体の意味として読む
  • 進行中の足を基準にした数字が、足が確定したあともそのまま残ると考える

このサイトの「暗号資産マーケット幅」で見る

このサイトの「暗号資産マーケット幅」は、バイナンス現物の USDT 市場からステーブルコイン・法定通貨連動トークン・ラップした複製・レバレッジトークンなどを除いたコインを、24時間売買代金の上位50・100・200、または全体から選んで数えます。24時間で上がった・横ばい・下がったコインの数、1時間足・4時間足・日足の EMA 20・50・200 より上にあるコインの比率、24時間・7日の高値圏と安値圏のコイン数、RSI(14) の分布と24時間騰落率の分布、BTC と中央値の銘柄の24時間騰落を並べて表示します。これらの数字から「広い上昇」「狭い上昇(少数のコイン主導)」「広い下落」「まちまち」といった状態名を決まった基準で付け、その理由を文章で示します。棒を押すとその区間のコイン一覧が開き、ページを開いている間は1分ごとに上昇比率と EMA より上の比率を推移の線として記録し、ファイルに書き出せます。コインごとの RSI は RSI レーダー、出来高やモメンタムの点数は「コイン市場パルス」で一緒に見ます。

市場の幅を点検する順番

市場の幅は、毎日同じ時刻に同じ設定で見るときに最も役に立ちます。時刻が違えば24時間騰落の基準点が変わり、設定が違えば数字そのものが変わるからです。次の順番で確認し、状態とその理由を一行で書いておけば、数日後に同じ基準で比べられます。記録がたまれば、状態名が変わった日に市場で何があったのかも振り返れます。ただしその記録は過去の状態の整理にすぎず、次の状態を当てる根拠には使いません。

  • 足の長さと対象の数が前回と同じか確かめる
  • ビットコインの騰落と中央値の銘柄の騰落を並べて見る
  • 上昇比率と売買代金加重平均が同じ方向を指しているか見る
  • EMA 20 より上の比率と EMA 200 より上の比率で、短い流れと長い流れを分けて読む
  • 高値圏と安値圏のコイン数がどちらに増えているかを見る
  • 状態とその理由を日付と一緒に一行で書く

限界とお断り

市場の幅はいまの市場がどんな形かを要約するだけで、これからどちらに動くかは教えてくれません。広い上昇のすぐ後に下落が来ることもあれば、狭い上昇が長く続くこともあります。数字は選んだ取引所、対象のコイン、足の長さ、除外の基準によって変わるので、ほかで見た数字とそのまま比べるのは難しいものです。データは取引所の公開 API から来るため遅れたり途切れたりすることがあり、進行中の足を基準にした値は足が確定するまで変わることがあります。状態名は決まった基準による描写であり、売買シグナルではありません。この記事は市場の幅を読む方法を説明したもので投資助言ではなく、どのコインを売買せよという意味でもありません。実際の判断はご自身の状況に合わせてご自身で行ってください。

🧰 関連サービス

リアルタイムで確認する

🌍 検索エンジンでさらに調べる

ボタンを押すと、そのエンジンでこのキーワードを検索します

🔗 同じ分類の他の項目